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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第15章 15話




「なに・・・?その子に話したの?」

ヒソカが「イルミ」と名前で呼んだ瞬間、彼は眉にしわを寄せ威圧気味にそう言った。
頭の針を抜き骨格をバキバキ変形させながら歩いてくる様は、それはおぞましい光景だ

「ボクが話したんじゃない・・、彼女は最初から全て知っていたよ。」



早くもヒソカさんは私の秘密をバラすつもりなのか・・・


「ヒソカさん、それは・・・」

「ねえ」


「っひ・・!    ・・・・はい」

「何で知ってたの?」



ヒソカさんを諭そうとした瞬間、イルミさんに話かけられてしまった
顔を上げなくてもわかる・・、今私は彼に尋問され始めたのだ、あのまっすぐな黒い目に見つめられているに違いない。

その瞳を見たら最後、結局すべて言わされてしまう事になるだろう。


「ねえってば、人と話す時は顔くらいあげたら?」

「・・・ご・・めんなさい、顔を上げる事はできません」

「どうして?」

「貴方の目は見れないから・・・」



助けを求めるように隣のヒソカさんを見ると、ヒソカさんはイルミさんを見ながらニヤついていた。

「イルミ振られちゃったねえ、そんな怖い顔で凄むからだよ」

「オレってそんなに怖い顔してるかな」

「目が主に」

「ちぇ、まあ何を知ってるのか知らないけど・・、邪魔したら殺すからそのつもりで。」

「・・は、はい・・。」



ヒソカさんのばかっ!

なんでイルミさんなんかに・・!確実に寿命が縮まった!!

私が安堵し胸を撫で下ろしていると
ヒソカさんは立ち去ろうとするイルミさんを止めゴソゴソと何かをとり出した。






「まぁまぁ二人とも・・、まだまだ待たされるみたいだからさ、トランプでもしようよ」



・・・・・え?












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