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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第127章 127話



逃げ惑う男達の間を瞬間移動し、何らかの方法で一人ずつ消し去っているその女と言うのは…紛れもなく名前だ


「信じられねぇ…!女一人でアレだけの人数を消しちまったって言うのか?!あれは何なんだ、念能力者だよな?!」

背後で喚くスクワラは、単眼鏡で様子を見てそう騒いでいる…。


そうか…念能力
彼女も能力を得たんだな…。


最後に会った時の名前からは、念能力を習得した姿など想像もできなかったため発想に至らなかった。
しかし彼女も類に漏れず、念を覚える事は可能だ。
その存在を知っているなら尚更…!


オレは静かに双眼鏡をダルツォルネに渡した。


…であるならば、彼女が人死にを容認するはずがない
マフィアの連中も消えているだけで、殺しているとは限らないだろう…。
名前なら、犯行に伴う犠牲者を減らすために行動するはずだ。


背後にいる大柄の男が実行犯で間違いない。



「あんな得体の知れないヤツを相手にするなんてオレはゴメンだぜ!瞬間移動の能力者なんてどうやって捕まえるんだよ!!」

「確かにな……だが任務を全うするためには黙って引き下がるわけにもいかん…!」

「しかしよォ」


ダルツォルネとスクワラが言い合っていると、心音が増えたと言い出すセンリツ

臨戦態勢をとった我々の前に現れたのは陰獣だった。



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