【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第126章 126話
ウボォーside
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団長との会話を終え、通話を切る。
女が言うゴルドー砂漠はまだ少しかかりそうだ…
地上を見下ろすと、オレ達を追うマフィアの車が群れを成して騒いでいた。
団長の指示では「追いかけて来るマフィア相手に暴れてやれ」との事だったが…
この数ならオレ1人で十分だな…。
もしかして、女はオレの能力を知っていて街の外に誘導したのか…?
いや…今はそれより…
「お前らコイツの念見たか?!」
「実際に目の前で見たのはオレとフェイタンだな…」
「…。」
オレは計画の役割分担の都合で金庫の方に行っていた為、実際に女の念は目の当たりにしていない。
フランクリンとフェイタンの反応を見るに、本当にこいつの仕業なんだな。
あの身震いするような強大なオーラの気配…
こんな小せえ身体から出たなんてよ、にわかには信じがたいぜ
「客が消えちまったのは聞いたがよ、一体何があったんだ?」
「オレの念弾が飛んだ瞬間までは、確かに席に座った客が居たんだがな…
床を撃つまで消えたことに気付けなかった。
着弾するまでの間に客が席ごと消えて、その後にあのバケモンみたいなオーラがホール全体を覆い尽くしてだな…
あっけにとられていたら、着席していた客以外の人間も居なくなってたという始末だ。」
「おっきなオーラの前に、座ってた人たちが消えたの?」
「あー…言われてみたらそうだな。デカいオーラはその後だ」
シズクの指摘に、不自然な点があった事を認めるフランクリン
「座席の客と、その他の人間が消えたタイミングが違ったって事か?」
よく解らねェな…
普通に考えたら、一番人数の多い座席の客にエネルギーを使うだろうが…
「…オレの見立てだが、後からのデカいオーラはこいつの”根性”だろうな」
誰も話さなくなったら、ふいにノブナガが口を開いた。
こういう時のこいつの分析はかなり切れる