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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第123章 123話


「うん…、嘘は言いたくないから正直に言うけど…今までで一番危ない目に合うと思う。」



「「「!?」」」



3人ともガタっと席を揺らせて驚く

キルアの顔つきが少し険しくなった


「そんなこと聞いちゃあ黙ってられないぜ」

レオリオが私の腕を掴む
戸惑い気味にぎゅっと力が入っていて、そこからレオリオの焦る気持ちが伝わってきた。

ゴンの心配そうな顔を見ているのが少し辛い


「3人とも…さっきまで楽しい雰囲気だったのにごめんね…。」

顔を伏せてそう言うと、今度は反対の手をゴンが握った。



「オレ達が止めても、行くんだよね。
名前にオレ達のせいで辛そうな顔してほしくない、名前にしかできない事なら、オレ応援するよ。」

「ゴン…」

「まあ頼られてないってのは、けっこー傷つくもんだぜ
行きたいケーキ屋死ぬ程あるからな、終わったら真っ先に連絡しろよ。」

「キルア、ごめん。」


「お前ら聞き分けが良いな!?
でもそうだな…今のオレじゃあ足手まといにしかならないんだろうな、情けないぜ…」

レオリオの手がスル…と放される

「そんなことない!会えただけで…、3人の顔見れただけで…わたし凄くパワーをもらえたというか…」

実際吐き気は収まったし、食欲沸いたし…





「名前、ゼッタイ無事に帰ってくるって約束して」




上手く言いたいことを表現できずにもごもごしていると、ゴンが被せる様に言った。


「する!約束だよ!!」

「じゃあ指切り!」


そうしてゴンが手を握りなおすと、どこかで見た事のある形に...
それはミトさんのゆびきりげんまんだった。

「あっ!あっ!これ知ってる!」

ブンブンと手を振ってゆびきりの歌を歌うゴンに、ついオタクっぽいリアクションをしてしまう

「…~ゆーびきーった!…ホント?!それじゃあこの後どうするか知ってる?」


ゴンのおかげですっかり明るい雰囲気に戻れたみたい…凄いな…

ニコニコしながら2人で「「誓いのチュー!」」とハモって盛り上がっていると、キルアとレオリオもつられて呆れたように笑ってくれた。




「3人ともありがとう!行ってきます!」






20231013
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