【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第14章 14話
私が部屋に飛び込んでくると、見合っていた2人の視線は私に向いた。
そして、四刀流がそう叫ぶと、なんと突然ナイフが私に向かって飛んできたのだ
「えっちょ・・!!うひゃあっ!!」
なんでなんでなんでそうなるの!!
それを間一髪避けると、ナイフはクルクルと回転しながら男に戻っていく
「なんだ、やるじゃないか・・戻ってくるナイフまで避けるなんて」
「はぁっはぁっ・・ちょ・・ちょっとまってください・・・」
避けれたからいいものの・・・死ぬほどびっくりした
ヒソカさん助けてくれないんですね・・。
「待つだ?オレがどれだけ今日の日を待ったと思うんだ?!これ以上待つなんて事は出来ねえ!!」
そして立て続けて攻撃は更に続く、男は高々とナイフを私に振りかざした
!!
「よ・・四刀流のトガリ!!!!!」
「「!?」」
正にその切っ先が私の喉を掻き切ろうとした瞬間・・、やっと彼の名前を思い出した私は力の限り叫ぶ
「貴方のっ・・・貴方の雪辱を晴らしたいお気持ちは解ります。私は知っています・・、死に物狂いで鍛錬を重ねそして今日という日にやっとその傷の恨みが晴らされようとしている・・。」
「・・お前っ・・どうしてそれを、オレが四刀流を極めてきた事を何故知っている!!」
トガリは私の発言に驚きを隠せないようだ・・、私から離れ間合いを取り直した。
「・・知っていますよ、このままではこれから貴方を待っているのは死の運命である事も・・」
私は彼の目を見据え、起き上がりながら埃を払う
場面が場面なだけあって、いつになく真面目だった。
ポックルの時とは違って歩み寄ることはできない・・