【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第13章 13話
「 ゲッ ゲッゲ」
「うわああああああああ!!」
「!!」
「いやっ・・!!」
思わず目をつぶりうずくまる、耳を塞いで動けなくなった私を
キルアが塔の端から遠ざけてくれた・・。
・・・・
「うっ・・ひっく・・・」
「名前さん・・、もう泣かないで・・」
「アンタが泣く事じゃないだろ、アイツが勝手に降りて行ったんだから」
「そうだそうだ、名前ちゃんの注意も聞こえていたはずなのに聞く耳持たなかったのはあっちだろ?自業自得だぜ」
「・・・」
口々に慰められて情けない・・
クラピカはそっとハンカチを差し出してくれた・・。
「ごめんなさい・・、私の事はいいから・・もう三次試験に戻ってください・・。」
ダメだ・・このままじゃ迷惑にしかならない・・
本当に情けないけれど、この先はどうせ多数決の間
特に命の危険が迫る場面や大けがをする事もないし、私はヒソカさんと地上に降りさせてもらおう・・。
「本当に大丈夫?」
「ありがとうゴンくん、もう大丈夫だから・・。それとね、えっと・・ ううん、なんでも無い」
「・・話してよ。オレ二次試験の時も、名前さんがそうやって・・『絶対大丈夫』って言ってくれたから
途中で不合格になっても諦めないで頑張れたんだ、また何か言ってくれるならオレ・・聞きたいよ。」
・・・ゴン・・。
「・・解った。今度もきっと上手く行くよ。『絶対大丈夫』 もし壁にぶち当たっても、ゴンくんなら壊して行けるよ。」
「うん!ありがとう!オレ頑張るね!」
「それじゃあ、下で待ってるね」
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