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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第112章 112話




「すみません!私一旦着替えるのでまた後で来ますねー!」

ヒソカに声をかけると足音が近づいてくる…


「開けるよ」

そう言われてすぐに扉が開いた。


一瞬焦ったけれど、扉を開けたヒソカはきちんと服を着ている


髪だけ濡れていて…ちょっとかっこいいかも…。

いやいやいやいや…!


そう脳裏に過ってすぐ、先ほどの最低最悪な事態を思い出すと気の迷いはどこかへと消えた。



「水分だけ飛ばせないの?」

「え?」


「濡れた部分の水分だけ、キミの力ならできるんじゃない?」



私の念能力について、ヒソカには何も話していない。

突然私が現れた時も、何も聞いてこなかったし
もしかして、少し見ただけで私の能力がどんなものなのか理解したって言うの?


「そんなこと…考えたことも無かったです。」


ただ、そのアイディアは天才的だ




私は早速、目の前で念能力を発動してみせる


するとシュワシュワとスカートの繊維が乾燥して、身体が軽くなった。
どこまで水分を転送させればいいのか解らなかったから、少し控えめにしてみたのだが…

だからなのか、まだ湿ってはいるけど…髪の毛もカバンも靴も殆ど乾いちゃってる…凄い!!



「え!ホントにできた!!」


「ンフフフフ…」



一部始終を見ていたヒソカはまた気持ち悪い笑い方をし始めたが、これに限っては流石としか言えない。
百戦錬磨の念使いだからこそ、念能力のあらゆる可能性に瞬時に気が付くのだろう。

これは今後何かの役に立ちそう。
念能力を応用する事で、まさかこんな事までできるなんて…



「ありがとうございます!勉強になりました。」


「崩れてしまった髪型とメイクは戻せないからね、早く整えておいで…一緒にブランチに行こう」



流れる様に食事に行くことになってしまったけれど…まあいいか
私も話したい事があるし、外食なら変な事もされないよね…。




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