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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第111章 111話《ヨークシン編》



8月30日 朝


ゴンとはヨークシンシティに到着するよりずっと前から別行動をとっていた。

本当はレオリオにも会いたいのだけれど、これから数日間は私の方に余裕が無い。
タイミングがあればいいんだけどな…



そんな考え事をしているうちに、ヘアもメイクも着替えも準備万端!
ミルキから送られてきた新しい制服は、黒を基調にしていてちょっと大人っぽくていい感じだ…気に入った。
思わず鏡の前で一周回ってみる…。



もちろん、来たる9月1日に備えて他にも抜かりなく準備は整えてきた。


ただでさえヨークシン編は暗くて血生臭くて恐ろしい、負けないくらい明るくポジティブに挑もうと気合が入っているのだ。

オシャレもして気分も上がったところで!次の計画開始!


「よし! いくぞ…」

能力を発動させて、私はある人の元へと向かった。









小学生の頃、おばあちゃんに貰った上等なレースのハンカチ…

使う事こそなかったけれど、お守りの様にいつも持ち歩いていた。
真っ白で綺麗で、とてもじゃないけど汚せないから…

私のイニシャルが、刺繍で入っている…可愛いハンカチ…おばあちゃんの…



ザアアアアアアアアアアアアア


「わあ?!」

「?」



ひたすらに集中してテレポートのポイントとなるそのハンカチをイメージしていた。
そうしていると、いつも柔らかい闇の中をゆっくりと浮遊しているような感覚になる。
時の流れも解らなくなり、なんだか眠くなってきてしまっていた時、突然水をかけられて目が覚めた。

そうだ私っ!あの人のところへ…



ヒソカに渡した…ハンカチ…





「やあ」



「ぃっ………!!!   きゃああああああああああああ!!!!!!!」





目の前には身体に泡が付いている全裸のヒソカ


私はその目の前に現れてしまい、降り注ぐシャワーを共に浴びながらただ絶叫していた。

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