【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第101章 101話
「んで、もう一つがヨークシンのオークション」
「!」
「兄貴はガセかもって言ってたけど、ある人物がゲームを何十本も今年のオークションに流すって情報ががあるらしい」
「もしかして…………その人物がジンかも?」
「ああ、そう考えるとあながちガセじゃないかもな」
「あの…」
「ん、どうかした?」
2人が憶測について神妙に話している中、1人事情を知っている私は黙っているにはくすぐったい状況にあった。
「ゴンが良ければ、大したネタバラシでもないので…さっき知りたがってた話、してもいいかな…」
「何か言えることがあんのか?」
「オレは聞きたい!ちょっとでも情報が欲しいし、その為にキルアのお兄さんにも連絡したんだしね。」
「ホント?それなら話すけど…。
まずはえっと、オークションにグリーンランドが出品されるのは本当。それと、残念だけど…その出品者はジンじゃないんだ…」
今までは未来を知りたくないと言うゴンに気を使っていたので、意外とこういう展開はなかったかもしれない。
オークションの件で金策に走らなくて済むし、これでゴンとキルアは旅団との接点も断ち切れる。