【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第101章 101話
「そっか…、それじゃあグリーンランドがどういうゲームなのかは知ってる?」
「普通のRPGだと思う。ゲーム中のカードをコンプリートするのがクリア条件だったよ」
「あーる、ぴーじー?」
「RPG、まあ冒険ってことだよ。なんだ、結構フツーじゃん。」
「普通のゲームと違うのは、ハンター専用のゲームってところで
ゲーム機にオーラを送ると、ゲームの中に入り込んで現実と同じ様にプレイできるってところかな。」
「?!」
普通のゲームじゃんと、肩透かしをくらったようなキルアだったが。
私の最後の言葉を聞いて、崩した姿勢を起こし目を丸くしている。
ゴンはと言うと、意味が解らない事が重なったせいで、困惑しながら私とキルアの顔を交互に見ていた。
「だから、えっと、念を使わないと遊べないゲームってこと」
「それって、念能力者が作ったゲームってことか」
「ジンと、その仲間が皆で作ったゲームなんだって」
「ジンが作った…ゲーム」
お…何か2人とも急にわくわくソワソワしだしたな…。
「でもプレイを始めたら、特定のアイテムがないとゲームからは出られないし、ゲームの中で死ぬと本当に死んじゃうんだからね。
他にも細かい話はあるけど、これ以上は自分たちで見聞きしたほうがいいかな…」
「オレそれ絶対やりたい!」
「オレも!面白そーじゃん!」
ちょっと怖い情報も入れてみたけれど、2人の目は更にキラキラと輝きを増した
やっぱり彼らにとってはスパイスにしかならなかったか
まあ、楽しみにする分にはいいんだけど
「それじゃあオークションに向けて金稼がねーとな、9月1日までに58億以上か〜…」
「残念だけど、最低落札価格はたしか80億越えだよ…。それで結果落札金額はその倍以上になってた気がする」
「ハア?!っだ〜〜やっぱありえねえプレミアついてんなー!三桁億は流石に無理だ!!」
「う〜ん…」
「因みに、今話した内容は2000万ジェニーになります。」
「お前も金とんのかよ!!」
「あはっ冗談だよ〜、でもこの情報を知る為にマジで2人ともハンターサイトこの金額支払ってたからね。」
あまりにも膨大なお金の話に、ゴンとキルアは「ひえ〜…」と声を合わせて床に倒れ込んだ。
20230710