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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第98章 98話




知らない女の人が立っている──


誰だろう、私はこの人を知っているような気がする…



あの、と話しかけようとして声が出ない事に気が付いた。

やわらかな暗闇の中、身体が思うように動かない。

気が付くと女の人は消えていた。



寒いのか、暑いのか、ここはどこなのか、なにも解らない──────









「オレと結婚しなよ」


「ひっ…!」





ガバッ!


跳ねるようにベッドから起き上がった。
ここはゾルディック家の私の部屋、スタンドライトに明かりをつけ辺りを見回し瞬時に夢だと気が付く


「はぁ~~~~…」

そりゃ夢にも出るよね、あんな怖い体験したんだもん…


それにしても、それより前にもう一つ別の夢を見ていたような気がするんだけど…、ダメだ思い出せない。




目覚めの悪さに頭をグラグラとさせながらも、携帯電話をチェックした。
まだ7時前だが、新規メッセージが一件

[キルア:くじら島に着いた。ゴンが言うには朝には家に着いてるって話だから、そのくらいにこっちに来ると丁度いいと思う。]



夜中にメールが来てたのか…
ある意味、夢でイルミに起こしてもらって良かったのかも。

「って、そしたらもう行かなきゃ!」



うかうかしてる時間ない!キルアもっと早く連絡してよ~!
ブツブツ独り言を言いながらも、私は急いで準備を済ませた。

ミルキに貰った新しい半そでの制服に袖を通し、お泊りセットを持って神字の上に立つ。




よーし!いざ、ゴンの実家へ!!



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