【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第95章 95話
「…………。」
「…………………」
薄水色のヒラヒラなサマードレス
可愛らしいゆるやかなウェーブのヘアスタイルに、華奢なリボンがさりげない女の子らしさを演出している。
人形の様に着飾った…というよりかは人形の様に着せられている私…
そして、更に人形の様な表情で顔色が読めない目の前の男…。
快晴の空の下、中世風の美しい中庭でアフタヌーンティーを嗜んでいる。
ここまでは私も憧れたことのあるシチュエーションだ
でもどんなに憧れていたとしても、命以上に優先させたいことではない。
私はまたアホみたいな格好でシュールな事態に巻き込まれていた。
何故、私はイルミと2人で茶をシバいているのか?
まだマシだった30分くらい前に時間を戻そう。