【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第87章 87話
なんでオレが、とでも言いたそうなキルアを引き連れて
携帯電話を買いに街へ出た。
要所要所で甘い物などを買い与え機嫌を取りつつ
本当に何でもなさそうな様子に私はホッと胸をなで下ろしている
「ビートル・・は大きすぎるしー・・」
「主に何に使いたいんだよ」
「そりゃ普通に電話だけど・・」
返事がおざなりになる程に目移りしてしまう、私はワクワクしながら機種を眺めていた。
ビートルがこんなに大きかったなんて・・想定外だったので制服のポケットに入るサイズを探している。
レオリオはなんて言ってたっけ・・
「たしか、防水で・・使えない国がなくて、所在地機能...GPSのことかな?そのへんが揃ってるやつがいいかな」
「んー、正直オレもそこまで詳しいわけじゃねーしな〜・・
お前ミルキと仲良いならアイツに聞いたほうがいいんじゃね?」
「なっ・・・!仲良いって言うのかな~・・あれ~・・・」
キルアから見て、私とミルキさんってそう見えてるんだ・・・。
少し意外な提案で豆鉄砲を食らったけれど、案外ありかもしれない。
ミルキに相談する事にした私は、趣旨である携帯電話の購入も程々にしてキルア御所望のスイーツ店へ入った。