【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第85章 85話
「あ、私送ってくよ。帰りに買いたいものあるから」
少し修行を見てもらってから、闘技場へ戻るキルアとゴンに着いて行った。
ゴンとちゃんと話ししなくちゃ・・
「名前」
「黙っててごめんね・・」
「まさか名前まであいつらに何かされたの?
キルアもオレと同じように脅迫されたんだね・・許せない・・」
「ああ・・でも一番気がかりだった師匠の許しは得たし
2人とも無事だったからな」
「でもわざと負けるのは・・まあガマンできるけど
あいつらがまた同じような事をして来たらと思うとさ・・名前はズシと違って体も弱いし・・」
「大丈夫
心配いらない」
「・・・・」
真っ直ぐ前を見つめるキルアの横顔は、どこか吹っ切れていて
その顔色から心配するような気配は窺えず……
それ故、私は余計に不安を募らせていた。
私がキルアを止めた時点で我慢の限界は超えていたみたいだし
今回ゴンにまで脅迫していたと解ったのだから、その心中は相当だろう・・