【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第82章 82話
せっかく良い雰囲気だったのに・・
ズシが突然固まって動かなくなったと思ったら、私まで捕まってしまった。
現れた巨大な念の腕が、私達を覆い包む・・
身動きができない恐怖を感じながら私は頭の中で助けを求めた。
サダソは2人とも攫う気でいるのだろうか・・!
キルア・・!はやく!
「放せ」
段々と息が苦しくなり、ズシが気絶してしまった。
私ももう持ちそうにない・・
助けに来るはずのキルアが目の前に見えるけど・・あれ・・雰囲気が・・・ちがう・・?
「おっと」
意識を手放した名前をサダソが支えた。ズシの方はリールベルトの膝の上だ。
「3回目は言わねえぞ 放せ」
「・・・っ」
サダソ達は、キルアから放たれる異様なまでの殺気を感じていた。
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