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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第81章 81話





「いやーーびっくりした」

「しばらく休んでるうちに差つけられちゃったねーー」

闘技場への道中、相変わらずの人混みの中を3人は並んで歩いている

広がって歩くなって注意すべきなのかな・・

私はというと、一歩下がって楽しそうな会話をただ聞いているだけなのだけれど・・
後ろから見ているとよーく解る、向かいから来る人も追い越してく人も
振り返りながら3人を見ている、チラチラと視線が行き交っているのに彼らは気が付かないのだろうか
それとも気にしていないのか・・闘技場の新星が3人も揃っているんだから嫌でも目立つのは仕方がないけど

「・・・」

なんで私はこういう時、気を使って他人のフリをしてしまうのだろうか・・
解ってる、そういう性なんだろうな・・。


1人冷や汗を浮かべながら、一緒に出歩くのを控えて目的地まで念で移動するか~
いや運動不足になるか~などと考えていると、そこはいつの間にか闘技場エレベーター内で

ぞわり

とした嫌な感覚にハッと顔を上げれば、少し怖い顔のゴンと目が合った。


「・・・これって」

「名前・・キルア・・ズシ」

「押忍!」

「お客さんだな・・・」


気配を感じるとはこういう事なのか
エレベーター内の空気がどんどん張りつめてゆく・・

全員それから黙ったまま、静かにエレベーター到着の音が鳴った
開かれた扉の前には、サダソ・ギド・リールベルトの3人が待ち構えていた。



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