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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第75章 75話




翌朝、ウイングさんは床に敷いていたカーペットを剥がした。退かしたカーペットを抱えて部屋の隅に立てかけている。


私は昨日と同じく、稽古場にてチョコンと佇むズシの隣に並んで立っていた。

「これから何が始まるんすか?」

「神字についてなのかな?私にもわかんない」

2人でこそこそ話をしているうちに、ウイングさんが腕まくりをしながら戻って来る。
言ってくれれば手伝ったのに・・



「今朝の体調は良さそうですね、まだ指輪1つにしか神字を刻めていませんが
今からはこの部屋の床、ここに名前さんの念を込めて神字を書いていってください。」


「えっ、書いちゃっていいんですか?!」


「おや、意外ですね。床に書くこと自体に疑問を抱かれると思っていましたが」

「ボクシングリングに神字を書く能力者を知っていたので・・、実はここを離れる前にお願いしようと思っていたんです。」

そうとなれば話は早い
私は早速床をお借りして、テレポートのポイントとする為に神字を書き込み始めた。
これがうまく行けばいつでも素早くここに来ることが出来るだろう。
しかし指輪と違い、明らかに範囲が広いためかなり時間が掛かりそうだ・・
もちろんその日中には終わらないので、私はひとまず言われた通りに神字の刻まれた指輪をいつもの写真と共にゾルディック家に送った。



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