• テキストサイズ

【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第69章 69話





————————————————————————————————



<数日後>





天空闘技場200階へ一直線に登るエレベーター内に私は居た。

先ほどゴンとキルアが190階をクリアし、200階クラスへ到達した事をズシが知らせにきたのだ。
それを聞き、ウイングさんと私は今慌てて彼らの元へ向かっている。


「無理はやめなさい」

ヒソカを前に、廊下を通れないでいるゴンとキルアの元へ
ウイングさんが歩み寄る。

「極寒の地で全裸で凍えながら、なぜつらいのかわかっていないようなもの
これ以上心身に負担をかけると死にかねないよ」

「これが燃だと!?あいつが「通さない」って思うだけでこうなるってのか!?ウソつけ!!」

「はい、あれはウソ(みたいなもん)です」


ウイングさんにあっさりとそう返され煮え切らない様子のキルアはキッと鋭い視線を私に向けた。


「ックソ!お前がいるってことはそういう事なんだろ!!
の割にはあまりにタイミング悪いんじゃねーか?!もっと前もっていろいろあっただろ!!」

「キルア、今がその時だよ」

私が少し落ち着いた声でそう諭すと、キルアはバツの悪そうな顔で口をつぐんだ。

そして今日のタイムリミットを告げられた彼らは黙ってエレベーターへ進み
「0時までに戻ってこれるって事だよな」
ウイングさんを見据えてそう言った。



「君次第だ」


/ 450ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp