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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第69章 69話






「え・・・・・・?」


「床には落ちてませんよ、ほら。」


にこにこしながら箱を揺らすウイングさん
たしかに箱からは複数の音がする・・・・・・・。


間の長さは私の思考が追いついていないからだ・・・
その音を聞きながら私は開けた口を閉じれないでいた。


「これで2つこの能力の事が解りましたね。
1つ、知らない場所には送れない。
2つ、知っている物には送れる。

驚いている場合ではありませんよ。
まだまだ調べなければならない事が沢山あります。
少しずつ解明していきましょう。」



やった・・・・


うそ・・・・・・・できた・・・・。






感動で半べそをかきながら、他にも沢山の事を為した・・。

この能力のルール
出来る事とできない事

いずれもすべてとは言えないが、かなりの事が解った。


・念じた場所、人、物のある場所への移動・転送
・質量が多ければ多いほど時間がかかり難易度が上がっていく
・念じる際にイメージ出来る場所・物に限る
(よりリアルにイメージ出来ればできるほど早く容易になる。)
・全ての移動・転送において、その速度は質量と距離に比例するが
その場から消えるのにかかる時間とは関係ない。
消えてから現れるまでが比例する時間となる。


[能力を使えない場合]
・全く知らない場所(名前を知っていてもイメージ出来ないもの)
・念じる事が出来ない時(意識が朦朧としている、パニック、集中できない等)
・複数の物を同時に別々の場所に移動・転送する事
・自分が居ない場所から場所への物質の転送(術者が基軸になる)


そして以上の事をある程度想定した上でこの箱と指輪は作られたそうだ。

私の能力をゼノさんが知り、知らない所で沢山の人に助けられているのだろう・・。

感謝と少しの自信と、多少の申し訳なさを感じる・・・


でも解ってる
ここからが大事なんだ。

これだけお膳立てをしてもらっていて、私が結果を出さないわけにはいかない。

ここからは自分の力で頑張らないと。


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