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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第68章 68話





「ん・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、・・・・だめ、ですね・・」



当然そんな事、いきなり成功するはずは無い。

ウイングさんは何を考えているんだろうか・・?


「解りました。では、次に・・・この石をその箱の中に移すように念じてみてもらえませんか?
私が念を込めやすいようにしておいたものです。」

「・・・?」
手渡された大理石のような石
滑らかで、神字が刻まれている・・

「ヒントです。今手に持っている指輪と同じ場所に移してください。」


無意識に指輪を片手で触る
形が解るようになぞったり、撫でたりした。

「・・・・・・・・・」

そしてもう片方の手で石も同じように触った・・・

なんだろうイメージが沸く

指輪と石をこねるように触りながら
私はゆっくりと目を開けた。

オーラが揺らめいている
群青色のオーラ・・・


「どうでしたか?」

「・・・!!」



どれほどの時間がたったのか
目が覚めたように意識がハッキリと戻った。
とっさに手もとの石を確認するとそこには無く
時間の感覚が無くなっていた事に困惑しながらも私はテーブルの下を覗き込んだ。


慌てる私を微笑みながら見降ろすウイングさんは

「成功です。」


そう言いながら箱を持ちあげカラカラと振った。

金属の音と硬質な石が転がる音










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