• テキストサイズ

【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第66章 66話





訳も分からずハトの餌と言われた麻袋を受け取る・・
中身を確認すると、確かに穀物がザラザラと入っていた。


「ん?・・え?!お昼これですか!?」

「ははは、まさか
これは公園に居るハトのお昼ですよ
中央に大きな公園があるでしょう、あそこで寄り道をして時間を潰してきて下さい。」

「・・わ・・解りました。」



結局話を聞いても意味が解らなかった・・・。

公園のハトに何か恩でもあるのか・・・、または日課なのか・・・、ただのハト好きなのか・・
解らない事を考えていると、思考はどんどんエスカレートしていくもので
なにか聞こうとウイングさんを見上げればその時には既に・・
「それじゃあよろしくおねがいしますね。」と彼は部屋から出て行ってしまっていた。


そしてしかたなく、おかしなウイングさんに言われるがまま
私はズシを呼び2人でぶらりと街へくり出す事にしたのだけど・・



「修行の方は順調っすか?」

「いやそれが・・・今日も一時間増やされちゃって・・・全然ダメ~」

「そうっすか・・・自分も絶には苦労しましたから、全然しょげる事ないっすよ!」

「うん・・・でも時間がないんだよね・・」




落ち込む私を励まそうと、ズシは顔色を伺いながらそう言ってくれる・・
けれどズシと違って、私のここに居られる時間には限りがあるのだ、そううかうかしていられない。
/ 450ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp