【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第64章 64話
私は読み上げると手紙から目を離し
ウイングさんを見上げた。
「どうしますか?あなたが教えを乞うのであれば、不本意ではありますが手を貸しましょう・・・」
まっすぐに私を見つめながらそう言う彼は
私に先ほどの話を思い出させ、真剣に考えさせようとしているのだろう。
けれど、答えはもう決まっている
「よろしく・・おねがいします。」
その返事を聞いたウイングさんは
私の目を見据え、難しそうな顔をした後、諦め気味に溜息をついた。
「わかりました。一緒に頑張りましょう」
「はい!」
にっこりそう言って貰えて安心した私も
元気よくそう答えた。
そして今日はもう遅いからと、闘技場のロビーまで送ってもらい
今はゴンの部屋へ到着したところだ