【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第61章 61話
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「元気・・ないね」
「・・・・え?」
その夜、私はアウトドア用のマットを購入しゴンのベットの隣で寝ていた。
食事の後も変わらず落ち込み続けている私をゴンは気にしてくれているのだ・・
申し訳ない・・
「気・・使わせてごめんね・・」
「ううん、でも名前が元気無いとオレも調子狂っちゃうよ、何かあるなら話し聞くよ」
「ありがとう、悩んで解決する事でもないのは解ってるんだけど・・」
そして私は少し悩んだ末に、素直に心の内を明かす事にした
自分の頼りなさや弱さ
その事による結果
これからの不安
ゴンは「うん」と時々相づちをうち、黙って話を聞いていてくれている・・・
それは以前、サトツさんに話を打ち明けた時の様子に似ていた・・
その事に気づいた私はハッとする、サトツさんの言ったあの言葉が脳裏をよぎったのだ
「名前はさ・・、オレ達が居る事・・忘れてない・・?
頼っていいし、甘えたっていいんだよ・・助け合って生きてるんだから
名前は迷惑かけたくないって言うけど、オレはそんな風に思った事一度もないよ・・。」
「・・・・・・うん。」
私は涙声を悟られないように短く返事をして、布団を深くまでかぶった。
『あの方達なら貴女を快く受け入れ、そして協力してくれる事でしょう』
サトツさんの言っていた事は本当だったんだ・・
「ゴン、ありがとう・・。わたし頑張るから・・。」
「うん・・無理しないでね。オレにできる事あったらなんでも言って。・・それじゃおやすみ」
「・・おやすみ」