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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第6章 6話



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「は・・・はやい・・」

遅れをとりながらも小川に着いた。ゴンがチラチラ後方を気にして走っていたので多分私のためにスピードを落としてくれていたのだろう。
その証拠にキルアは先についていて、ハーフパンツ一丁になって魚を獲っていた。

「ごめんね、ゴンくん 気つかわせっちゃったね・・」

「全然!そんなことないよ!名前さん魚釣れる?」

「わたし?!」 どうしよう!釣りなんてしたことないよ!! うわあ、ついてきたのに何も手伝わないなんて単なる足手まといじゃ・・・

「釣りは・・・、釣りはできないけど!地元の子供会でアユの掴み取りならやった事あるよ!」一匹も捕まえられなかったけどね!

「わかった!じゃあ釣竿は俺が使うね」

そう言うとゴンは河原をうろうろとしだし、なにかを見つけたように岩の上に座り荷物を置いた。

「釣れそうなスポットとかあるのかな・・」

一方キルアはというと、シュバシュバ手を川面へ突き立て魚を取っている。
爪が銛代りか・・・・

私もうかうかしてないで魚捕るの手伝わなくちゃ
取りあえず濡れてもいいようにブレザーを脱ぎ、裸足で川へ入った。

膝上程の水面なので激しい動きをするとやはり濡れてしまう・・・

「というか・・掴めるような浅瀬じゃない・・。」

結局私はまっすぐな木の枝を探しカッターで削った即席の銛を使うことにした

なんだかサバイバルしてるなあ、わたし・・。

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