第60章 60話

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「なぁ、お前知ってるんだろ」



「んー・・？なひほ？」



「昨日の試合でズシが使ってた『レン』ってのが何か」



「んー・・・・・・・・・・・」



人が五目焼きそばを啜っている時に何かと思えば・・
聞かれるんじゃとは思っていたけど、まさかこのタイミングで来るとは思わなかったよ



適当に入った中華料理店で夕食を取っている時だ、キルアが急にそう話しかけてきた。
先ほどまでの楽しげな談笑とは違い真剣な表情で問い詰めるように私を見てくる
ゴンはお手洗いに席を立っていて、今しかないという様子だ。

別にゴンが居てもいい気がするけど、どうせまた1人で気になって悩んで知りたくて仕様がなくて
でも必要にこの話をするのもゴンに余計な事を心配させるから嫌で・・とか思ってるんだろうな。