【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第57章 57話
「ちゃんと教えを守っていたね」
「押忍!光栄す、師範代またシャツが」
「あッ、ゴメンゴメン」
ウイングさんかわいい・・
「そちらは?」
「あ、キルアさんとゴンさんと名前さんす」
「・・・!」
・・・ん?
ズシに紹介され、ウイングさんは私達3人を端から目で追っていた・・
けど・・一番最後の私を見た瞬間、少し目を見開いたような・・。
「はじめまして、ウイングです」
うん、たしかに今何か違和感のある見方をされた
けど何だかは解らないし、下手に切り出して変な人だとも思われたくないし
黙っている事にしよう・・。
それから私達は換金所まで一緒に行く事になり
キルアは歩きながらウイングさんにここに来た目的を話している
「ところで、名前さんは付き添いですか?」
そしてふいにそう話をふられたのだ。
「!・・っえ?わたしですか?私は・・その・・えっと」
「いやいや、付き添いにすらなってないよな。無一文で行くとこないだけ」
「キルア!」
キルアがそうからかって言うのをゴンが咎めた
けれど全くその通りだ・・答えにくい会話に口を挟んでくれて寧ろちょっと助かったよ・・
「そうなんです・・、へへへ・・元手さえあれば稼げる口はあるんですけど
その元手もなくって、まいっちゃってます・・。」
「そうですか・・」
ウイングさんも大人だ、何か察してこの時は深く聞こうとしなかった。