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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第56章 56話


ひと際盛り上がりを見せているリングを覗くと、そこには柔道着を着た小さな男の子がビシッと挨拶をしていた。


やっぱりズシだ・・!うわーあんな大きな人倒したのか・・・あっちもすごいな


「名前、お待たせ。何見てるの?」

私がズシに感心していると、いつの間にかゴンが戻ってきた

「あ、あの子すごいの、ゴン達よりも小さいのにあんなに大きな大人を倒したみたい」

知っているのに「あの子」なんて言うのは少しわざとらしかったかな・・
ゴンは「へえー!」と素直に関心の目を向けていたので胸を撫で下ろす。
素直な子で良かった、キルアなら何か勘ぐってどうせ知ってるんだろって風に意地悪言うし・・


「それより、こんなところに1人で待たせてごめんね。大丈夫だった?」

「え!う、うん!平気だったよ心配してくれてありがとう。」

ひー・・!
ゴンのこの女性の扱いに慣れている感じは一体何なんだろう
たまにキルアの方が子供に感じる時があるよ・・
さらっとそんな事言われちゃったら、1人にされた事なんてどっかいっちゃう
ゴン・・すごいよ・・恐ろしい子だよ・・!


「あ、キルアも戻ってきたみたい。後ろで呼んでるよ
いこっか・・立てる?」

「え、あ・・うん!大丈夫・・ありがとう・・。」

今度は席を立つのにもエスコートですか・・
差し伸べられた手を取るの・・少し戸惑っちゃうよ・・


さっきは幾つも年下だなんて思ってたクセに、そんな子供にこんなにどぎまぎさせられているなんて
なんだかそれはそれで危ない気がする・・・。







「ちょちょいと勝ってきた、早く50階行こうぜ」

エレベーターへと急ぐキルアとゴン

エレベーター内ではエレベーターガールのお姉さんが天空闘技場について詳しく説明してくれていた。
2人はそっちのけで自分たちの話をしているけどね・・

「100階をクリアすると、専用の個室を用意してもらえるんだ」

「へぇーー」


「間もなく50階でございます。なお、50階では『ギャンブルスイッチ』が設置されており
どなた様でもご参加いただけますのでどうぞお楽しみください。」


ん?・・・そうだ!ギャンブルスイッチ!!

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