【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第56章 56話
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ただ思いっきり
押す!!
ズガーン!!
「っい!す・・すご・・・。」
巨漢の男を一突きで場外ホームランにしてしまったゴン・・
彼が改めて人間離れしている子供だと言う事を確認させられる・・
普通に雑談している限りはただのお子様なのに・・・なんだあれは・・・。
本当に私がさっきまで話していたゴンなのか・・
ゴリラの子供とか言われてるし・・・
「よし」
「ね・・ねえキルア、私どうすれば・・」
『2054番・2039番Aのリングへ』
「んだよ、どうせなんもできないんだろ
ゴンが終わったらオレと入れ替わりでここに来るから一緒に待ってろよ」
「はい・・」
なんだかとことんキルアに上を行かれている、私の方がいくつも年上なのに・・
しかし正直なところ、それでもここに1人で残されたくないのが本音だ
キルアもリングに呼ばれて行ってしまうが、こんな屈強な男たちの中女子高生の私1人おいて行くなんて・・・
幾つ年下でもいいからゴンが来るまで待ってほしかった・・
そんな中キルアはさらりと対戦相手をKOで沈め、余裕の表情でレフリーから50階行きの切符を切ってもらっている・・
私が身を屈めて怯えながらその様子を見ていると、突然客席がどよめいた。
「こっちにももう一人いたー!!」
遠くからそんな歓声が聞こえてくる
あ、もしかしてズシ・・?