【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第54章 54話
・・・・・
どうなんだろう、駄目かな・・。
緊張する・・
が・・頑張って考えたんだけど・・どうなのかな・・・
これじゃ駄目かな・・
「うむ、よくできているな。複雑過ぎずバランスがいい
ありがちと言えばそうだが、このオート機能は使えるな
お前自身を守るのに最低限必要な能力じゃ」
「本当ですか!
でも私的には戦闘に不向きな能力なのでもっとこうドッカーン!
って感じの強いのが良かったんですけど、能力に制限があるって言うし今回は・・」
「だから何度言ったら解るんじゃ小童が!
お前には体力面を重視する能力は無理だと言っておろうが!!」
「った!」
「まったく褒めるとすぐこれじゃ・・」
そう言いながらゼノさんは私にゲンコツを落とした手を振る
私は修行の仕上げに入る為に
空間移動の能力を最大限引き出せる能力を考え、ゼノさんに見てもらっていた。
「痛い・・・、でもこれって本当に可能なんですか?
わたし自分をワープさせるなんて怖くて・・、なんだか異空間に飛びそう」
「何を言っておるのじゃ、それを残りの数日で形にするんだろうが。
まずは静物、それから生き物を移動できる様にしていかなければな。
人を動かすのは最後だ、お前の念なんぞ恐ろしくて信用できんわい」
「うう・・はい。」
能力というのは空間移動を元にしているので、主にワープやテレポート等だ。
一番難易度が低いのは自らの移動らしいが、恐ろしくてそんな事はできないので
まずは何か小さくて質量の少ない物から始めるらしい・・。
ほ・・ほんとにそんな魔法みたいな事・・私にできるのかな・・・
「水見式の時の事は覚えているな?
あの時は移動したい場所を念じながら念を練ったはずじゃ・・
そのように、今度はこのコインをこの箱の中に移動させてみろ。」