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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第47章 47話



「まず・・、身体の中にエネルギーを溜める
丁寧に体の隅々から力が集まるイメージじゃ・・・」

「・・・・・」


力・・わたしの力・・・・・・・
私の中のエネルギーを・・・・・  集め・・・


「そのエネルギーはしだいに大きくなっていくぞ
お前の中に蓄積されていく・・・・・   今じゃ!そのエネルギーを一気に出せ!!」


「はぁ・・!!」


腕を振り広げながら声を上げて私は力の限りオーラを放出した
気張り過ぎて要らないところに力が入っているせいか、凄く疲れる

でも



おお

おおおおおお



「でっ・・できてる!出来てますよねゼノさん・・!?」

群青のオーラは激しく迸っていた


「うむ・・、やはりそうか。まだお前の方が追い付いていないようじゃな・・
一応形はできているが、全く安定しておらん。」

確かに・・、この練では少しでも気を緩めるとすぐに消えてしまいそうだ。


「いずれにせよ・・・教えてすぐにできるとは思っとらんかったわい
やはりそのオーラには何かあるな・・・・。」

「・・・・・・。」


少し怖い表情でゼノさんは私を睨んだ・・  正確には私のオーラなのだろうけれど
その視線に少し怖気づいた私は思わず一歩下がった。

「今日はこれでしまいじゃ。また明日も半日以上動けんじゃろう」

「え!でもこっちのオーラなら・・」

「そのオーラは常に使えるものではない、証拠にお前のオーラが切れ始めるとソレが出てくる・・
ソレを自由に出し入れできるのであれば問題ないだろうが、少なくとも今は無理じゃ。
お前は大人しく自分のオーラを補給する事に専念せい」

背を向け、そう話しながら出口まで行くとゼノさんは扉を開けて出て行ってしまった。
また昨日と一緒だ・・いつも終わると直ぐに帰ってしまう。

それでもあのゼノさんに教えを説いてもらえているのだから、それだけでもありがたいんだけれど・・




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