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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第46章 46話



「お前には、わしのオーラが何色に見える」

「みどり・・でしょうか」

「オーラはそれぞれ曖昧だが色を発している、が・・それを変える事は困難ではない。
しかし精孔を開いたばかりのお前がそのような術を持ち合わせている訳もないだろう

だが・・・昨晩のお前の纏は、明らかにもう一つのオーラとは質の違うものじゃった。」

フッと纏を納めるとゼノさんはまた私に歩み寄ってきた

「お前の纏が失敗し、その後オーラが尽きかけたのを
見かねたわしが助言をした直後・・・・お前のオーラの種類が変わった・・・

なにか感じなかったか・・・」

ゼノさんは目の前で足を止めた、私は戸惑いつつもその時の事を思い出そうとする・・

けれど、あの時は私も必死だったせいか、よく覚えていない・・・。
ただ、茫然としたイメージだけど、心と体が離れているような違和感があったのは確かだ。
と言うのもゼノさんの助言が頭では理解できないのに身体が知っていたかのような・・
そんな感覚だ。


私がなんと言おうか戸惑っていると、ゼノさんはすたすたと歩いて何かを持ってくる・・・


「確かめる必要がある、今日からはそれを配慮しての修行じゃ
『纏』の次は『練』、そのオーラの系統が解ればおのずと答えに近づくだろう」


「・・わ、わかりました」


低い机の上には、水の注がれたワイングラスに葉が乗せられていた。
その水見式のセットを見て、変に興奮してしまったのは私も一読者なのだから仕方のない事だ


不安要素は沢山あるし、また解らない事が出てきてしまった訳だけど・・
きっと大丈夫と思えるのは、少なからず・・
この修行での成果を自分なりに期待しているからなのだろう。




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