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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第44章 44話





コンコン






「・・・・・・」





コンコン





「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」





「あら、まだ起きてこないのかしら」

「・・・・奥様、おはようございます。」

「おはようなんていう時間ではないわね・・・、様子をみますからお下がりなさい。」

「かしこまりました。」



コンコン・・・    ガチャ





「あらいやだわ、この子・・。今までこんなはしたない格好で寝ていたのかしら
貴女・・・ねえ貴女・・起きて頂戴。」

「・・・・・・・・・・・」



「ちょっと肩を揺らして下さる?」

「はい、では失礼します。
おはようございます名前様、お食事の準備が整っております。」





「・・・・・・・・・ん・・・・・・」




次の朝、私は肩を揺らされて目を覚ました。

一体どのくらい寝たのだろう、頭が冴えない。
起き上がろうと力を入れようとした瞬間、私はのその異変に気がついた。

瞼を薄く開く事さえ気だるく、体に力が入らないのだ・・・
こんな事は初めて、頭では解っていても身体が動かない。

手を上げて目をこすり、背伸びをしたいのにまったくだるくてどうしようもなかった・・

「・・・あ・・、れ・・・?」

「さあ早く起きて頂戴、だらしなくてよ」

「・・・え・・うそ・・、なんで・・・。」


かすれきった声で言葉を発した

目の前にはキルアの母キキョウさん、と、その執事が2人して私を覗き込んでいたのだから驚かないわけがない。


「起き上がれないのね、お爺様と遅くまであんな事をしていたからだわ。」


「・・・」


キキョウさんは呆れ切った様子で執事に私を運ばせる
なにも反応できないのを良い事に私はそのまま別室に連れられてしまった。

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