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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第5章 5話



「…しっかし、オレは一体どうしたってーんだ…。トンネル出た辺りから何にも思い出せねー」

「…わたしも、一次試験中に気を失ったので何も分からなくて…気づいたらここに」

「アンタ名前はなんてーんだ、オレはレオリオよろしくな」

ニカッと歯を見せ笑うレオリオに握手を求める手を差し出された。

「私は名前です、よろしくレオリオさん」

もちろん私も手を握り返して軽くほほ笑む
レオリオは頬の腫れのせいで笑うと痛むらしく、すぐに顔を抑えて悪態をついていた。
それを見た私はカバンをあさり、ペットボトルのお茶をハンカチにしみこませてレオリオの頬にあてがう

「お、なんだ悪ぃな…」

「いえ、いいんです。あ、自分で抑えててくださいね」

「ヒソカの連れだからとんでもねー奴かと思ってたら、ねーちゃん普通にいい子なんだな」

「…え、あ いや、なんていうか…ヒソカさんのことは半強制的な感じなんで…。全然連れとかじゃなくて…えっと…」

私がこの状況をなんて説明しようか困っていると
目線をそらした先にゴンがレオリオを見つけてこちらに走ってくるのが見えた。

「レオリオ!!」

レオリオに駆け寄るゴンとクラピカ、こちらも当然だが2人とも本物だ…

私が3人のやり取りを怪しい目つきで見つめていると、ゴンがふとこちらを向いた。
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