【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第5章 5話
「…。 …ん…んん…、ふぁー…。 …?」
あれ…私どうしたんだっけ…?
「グゴゴゴゴァァァーーー…ンゴゴゴァァァーー…」
木の幹に寄りかかりながら目を覚ます。
隣には、右頬を腫らしたレオリオが大きなイビキをかきながら眠っていた。
目の前には大勢の人達がこれまた大きな建物の前に集まっている…
ああ、二次試験会場か…、と言う事は…
レオリオの頬の傷も、きっとヒソカに殴られたのだろう。
他にも300人近くの人が…そう思うと急に恐ろしくなって体が震えた。
悲しいけれど私にはどうすることもできない…
身震いを収めるように小さく胸で十字を切り、私はレオリオを起こす為に彼の肩を揺すった。
「あのー!起きてください!もうすぐ二次試験ですよー!」
「…んあ!…くっあ〜〜〜あ……んだよ…、っていてててて!!」
「急に動いたらダメですよ!」
「は…?えっとおたくはどちら様…ってあー!どっかでみた格好かと思ったら、あんたヒソカに担がれてたパンツ丸出しの子か!!」
「…パッ?!ええ?!わたしパ…パンツ丸出しだったんですか!?」
「…お…おう…、怒るなよ…あんなもん見ようとしなくても見えちまうだろーが、オレのせいじゃねーからな!」
し・・!信じられない!!最悪!!!
ヒソカ絶対許さない!!!!!!!
反対の頬をかきながら、レオリオは照れくさそうにチラチラと私の顔を伺う
なんですかその顔…今絶対パンツの事思い出してますよね…