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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第41章 41話




「がーるふれんどか?」

「まさか、こんなドンくさい女ご免だよ。それより何の用なんだじいちゃん」


ミルキにそんな事を言われ人知れずショックを受けていると
ゼノじいちゃんはつかつかと地面にへたれ込んでいる私のもとまで来て言った。


「こいつは少し厄介な奴を連れ込んだの」


え・・・・・・。






―――――――――――――――――――――――――――







「ふむ・・別世界ときたか」


「はい・・・・」



それから私はゼノさんに連れられ別室へ移動し、お茶の乗ったテーブルを挟んで向かい合っている・・
使用人の人達まで部屋から追い出し、私の事情を隅々まで言わされたのだ。



「それだけじゃないな、お主はわしの円に引っかかったのだ・・念使いなのではないのか?」

「私がですか?ま、まさか・・、だってついこの前まで平和な世界で普通に生活していた私が・・そんな事出来るわけ・・」

「確かに、精孔が完全には開いていないようじゃ・・、お主も知っておるのだろう、念に目覚める方法は限られておる。心当たりはないか?」


「・・・心・・あたり・・・・。」


ゼノさんにそう言われ、必死に頭を巡らせて考えるが、私は念能力で攻撃された事も普段から瞑想をしていたわけでもない・・・
どうして・・・

「普段から何かしていた事などないですし・・、念能力の攻撃やオーラを送り込んで耐えられる身体ではありません・・。」

「こちらの世界へ来たのも、念能力の一つとは考えられないかの」



!!!




私がこの世界に来たのは

念能力せい・・・・・?!



「そ・・・それは」


「考えられない事でもなかろう。そうでなければ説明がつかん」



ゼノさんは確信しているのか、私が理解していない事に少し呆れた様子で手もとのお茶を啜った。


一方私は大混乱だ
この世界に来た方法が念能力だとしたら・・

私は飛ばされたのではなく・・・何かに呼ばれた事になる・・・・。



「ゼノさん・・・」

「なんだ」


「あの・・厚かましいのですが、お願いを聞いていただけないでしょうか」






自分に念能力の可能性があるのだとしたら・・・私がやるべき事はただ一つ・・








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