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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第41章 41話







「こ、この目で、しっかり・・見定めーて 行き先、地図上 マークしーて・・」

「もーーー!!お前覚える気あるのかよ!!」


翌日、今日も朝からミルキの部屋へ連れられ
私は黒のドレスにボーダーのアームウォーマーと小さなシルクハットを頭に乗せギターを背負い
更には歌まで覚えさせられていた・・・・。


「しかもお前すっげえ音痴!澪はそんなに下手じゃねーぞ!しっかりやれよ!!」

「そんな・・!だって私澪なんかじゃないですもん!!」

「澪なんかって何だよ!!殺すぞ!!」

「ひっ・・・」
うううう、もうやだああああああ・・


ミルキに怒鳴られ私はその場にしゃがみこんだ

正直言ってこんなの困る・・・知らないアニメのキャラクターなんて演じれるわけが無いし
歌だっていきなり上手くなるわけじゃない。

付き合おうなんて言ったけど1日も経たないうちにこんな事になるなんて
ゴン達と筋トレしていた方が良かったのかもしれない・・・・。

写真撮られるだけかと思ってたのに・・

ああ、誰か助けて・・・・・。






プルルルルル・・プルルルルル・・



「っち・・・ なんだよ・・・、ああ・・、じいちゃんが?しょうがないな・・。解った。」

殺すぞと怒鳴られ怯えてしゃがみこんでいると、突然ミルキの部屋の内線が鳴った。
舌打ちをしながら不機嫌そうに彼は電話に出たが、すぐに顔色を変えて何か了承している様だ・・・

じいちゃん・・・?





コンコン


間もなくして静かなノックが扉から聞こえた
ミルキが扉を開けて中へ通す



「ミルキ、お前が人を連れ込むとは珍しいの、初めてじゃないか・・?」





ゼ・・・っ

ゼノじーちゃん!!!




なんと、現れたのは「有言実殺」と書かれたのれんをぶら下げたゾルディック家祖父・・・ゼノ・ゾルディックだった。

その事にも私は当然驚いていたが、それよりも助けてと念じて本当に助けが来るとは思わなかったし
助けに来た人があまりにもあまりだと、思考回路は挙動不審な態度と反して実に冷静だった。

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