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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第40章 40話



「キルアの兄貴が攫ったぁ?あのイルミってやつか・・?」

「いえ、ゾルディック家は5人兄弟で私を攫ったのは次男のミルキっていう人です」


攫われてからの経緯を軽く話し、出されたお茶も丁度いい温度になる頃だった
今の時間は22時過ぎ・・

実はエリア規制以外にも時間規制があって、今日中につまり0時までに屋敷に帰らなければ私の首に付けられた起爆装置は爆発するのだ・・。
あまりのん気に話している暇はない

「それにしてもどうして名前を・・、人質のつもりか?」

「あ・・それは違うと思います、実は彼の趣味に付き合わされていて
終わったら帰ってもいいと言われていますから。」

「趣味だぁ?あやしーな、なにか如何わしい事でもされたのか?」

「いっ・・いかがわ・・!!そうなのか名前!?」

「いえいえ大丈夫です!なんでか彼は私に絶対触ろうとはしないので・・
ただ、恥ずかしいんですけど・・こういう服を着させられて写真を撮られるんですよ・・・。」

あまりこの話はしたくなかったけれど、明らかに身なりが変わっていれば突っ込まれないはずもない
クラピカは顔色を変えて慌てているし・・レオリオが何か勘ぐって変な事を言うから・・

「だから着替えてたんだね、髪の毛も元通りだし・・
なんだかすっごくキレイになってて、実はオレちょっとびっくりしたよ。」

「ほんと?でも匂いは変わってないんだよね?」

「うん!だから名前だって解ったんだ!」

扉を開ける前にゴンが飛び出てきたのはそう言う訳らしい、私の匂いってどんな匂いなんだろう・・。


「それにしてもその首につけている物騒な装置はやり過ぎだろう・・。」



「あー・・・これは自作の起爆装置の実験らしくて・・」


「「「起爆!?」」」


もう何から説明したらいいのか解らない・・
声をそろえ3人は目を丸くして驚いた

「いや、ゾルディック家の敷地内から出ない事と、0時までに帰る約束を破らなければ爆発しないし大丈夫なんですよ」

「なにも大丈夫な事はないだろう!」

「ふざけやがって・・!許せねえ!!」

「・・・」


みんな険しい顔つきに変わっていく・・
ああ、言わない方がよかったのかもしれない


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