【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第39章 39話
「オレの装着型エリア起爆装置を付けるなら、敷地内での移動だけ許してもいいぜ」
「・・装着型エリア起爆装置・・?」
ゴン達に会いに行ける事に思わず糠喜びしそうになったが、私は『起爆』という不吉なワードを聞き逃さなかった・・
「ああ、追尾型の実験は誰でもできるんだけど、装着型は設置させるのが面倒だからいい実験台が見つからなかったんだよな」
「ど・・どういうものなんですか・・?爆発するんですか・・?」
そう私が尋ねると、ミルキは俯いたままデスクの椅子を回転させ、私を正面にゆっくりと顔を上げた
怪しく眼が光っていて口元はニヤついている・・・
「聞きたいか・・?教えてやるよ・・ヒヒヒヒ・・」
あー、これは聞いちゃいけない感じだったな・・。
そして数十分、起爆装置の仕組みについてやらエリアの認識範囲やら
いかにこの起爆装置が優れているかについて解説されたのだ・・。
「つまりオレん家の敷地内から出た瞬間ボンッ!!って訳だ!」
「ひっ・・・、し・・しんじゃいますよね・・・」
「当たり前だろ、首くらいなら軽く吹っ飛ぶな」
「いぃぃぃ・・・」
「付けてくか?オレはどっちでもいいぞ」
「・・・・・つけて・・きます・・。」
恐ろしすぎる提案だが、敷地内を出なければいいと言う事なので、私は決死の覚悟をしその装置を付けることにした・・
ゴン達には問題なく会えるわけだし・・、死んじゃったと思われて未来が変わっちゃったら大変だし・・
大丈夫・・大丈夫多分・・・
そうしてミルキはこれまた意気揚々と
私に装置を取り付ける準備を始めた。