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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第38章 38話



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「はぁ・・・よし、飯にしよう」




「・・・・・・。」




私は返事をする気力もなくその場にへたり込んだ・・

ミルキはというと、なにかやり切ったかのような良い顔をして目を輝かせている。


「何が食いたい、オレはなんでもいいからお前が決めろよ」

「え・・」


まさかそんな気遣いを受けるとは思わなかった。
とっさに頭に出てくるのは口恋しいあの味だ


「なんでもいいんですか・・?」

「ああ、なんでもいいぜ」

「・・・じゃ・・じゃあ、お蕎麦が食べたいです・・」


そう言ったのち、ミルキは私を少し見据えると、部屋に持ってくるように命じ受話器を置いた。


「お前なかなか見込みあるな、オレも蕎麦好きだぜ。ま、和食全般が好きなんだけどな」

「そ、そうなんですか」

確かに・・、ヨークシンの扉絵で食べてた




「飯食ったら後は部屋を用意させるから今日はもう好きにしてていいぜ」

いそいそとカメラを片付け、デスクに座ると私の顔も見ずにミルキはそう言うが
まさか・・・

遠目からで解りづらいけれど、操作しだしたディスプレイにはやっぱり拘束されたキルアが映っていた。


「・・・・。」

きっとミルキは夜から折檻しにでも行くつもりなんだ・・





「あ、あの・・、屋敷から出る事は出来ないんですか?」

「あー、そーだよ。お前にはまだ色々してほしい事があるから。終わったら帰してやるよ」

「そんなぁ・・」



コンピューターをいじり、お菓子をバリバリ食べながらそう言うミルキ・・
へたり込みながら肩を落として落ち込んでいると、突然彼が振りかえった。






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