第17章 *猫と私②
「あやねごめんね…おれ今わざとイジワルしてる」
「え?んっ…何で?」
「あやねは言わないだろうけど、あやねが付き合ってたきた人に、今スゴイやきもち妬いてる」
そう言って私を抱く腕に力が入ると、突然研磨が動き出し私は一際高い声が出てしまった。
「ひゃぁんっ!!あっあっあっ!!研磨、激し…っん!!」
「あやね大好き…っく!!」
奥まで届きさっきまで焦らす動きだった研磨がただひたすら快楽を求めるように腰を動かし、私はまた絶頂を感じていると、研磨の声が耳元で聞こえる。
「あやね、出るっ!」
「あぁんっ!だ、して…あっあ!イクッ!!」
私が先に果てたのを確認すると中から研磨のを抜き、私のお尻に研磨の白濁をかけられた。
「はぁ、はぁ、ごめん。汚しちゃった」
「んっ、いいよ…研磨キスして…」
私はベッドに寝転がると研磨に向かって手を伸ばし広げれば、研磨が素直に私の元に来てキスをしてくた。
お互い行為の後始末を終え服を着直していると、先に着替えを終えた研磨が私を後ろから抱き締め顔を背中に埋めてきた。
「ふふ、研磨どうしたの??」
「………ごめんね」
申し訳無さそうに言う研磨。
私は腰に回る研磨の手に触れ、背中に感じる研磨の頭に自分の頭を後ろに倒して乗せる。
「何がごめんね?なのかな??」
「…おれ、あやねが今まで付き合ってた人に嫉妬してた」
「…嫉妬、さっきも言ってたね」
「あやねにとって俺は初めてじゃ無いんだ。なら俺は何人目だろって。くだらない事でわざとイジワルした」
だから、あんなに焦らされたんだ。
研磨でも嫉妬するんだね。
そんな事を思い、正直嬉しさが溢れ私は研磨の腕を外して身体の向きを変えた。