第17章 *猫と私②
逃げようとしても研磨は逃してくれなく、私はただただ研磨からの愛撫を受け2回目の絶頂を迎えようとしてた。
「んやぁんっ!イクッんっ!!!」
2度目の絶頂で身体から力は抜けベッドに力尽きて寝ていると、濡れた口元を手の甲で拭う研磨が私の上に来る。
「あやねの感じる声、好き…もっと聞かせて…」
すると私の首筋を甘噛みしてゆっくりと下ってまた胸を弄り、我慢する事無く私は声をあげ研磨のされるがまま感じていた。
研磨の物が私の中に入るまで愛撫だけで軽く5回はイカされ、別の意味で研磨とのエッチも命懸けだと思った。
だって研磨はその間、どんなにお願いしても一度も私に挿れないから。
私だけ狂ったように声を出し、力尽きるまで何度と押し寄せてくる快感の波に飲み込まれていた。
比べてはいけないのに、クロとはまた違った忍耐力があるんだって意識の片隅で思っていた。
後ろから私に挿れた時の快楽は今まで感じたどんな行為より気持ち良くて、モヤモヤとした気持ちを晴らしていくようだった。
「あやねの中トロトロ…すごく気持ちいい…」
「はぁん、研磨、早く動いて…んっ!」
「あやねはせっかちだね」
そう言って動く事無く繋がったまま研磨が私の背中に唇を当てキスをする。
私は早く動いて欲しくて自ら腰を動かすと、研磨に腰を抑えられ動く事を止められた。
「動いちゃ、ダメ…」
「や、だ…もう、動いて、意地悪しないで…」
泣き声でお願いしても研磨は背中に唇を落とすだけで動いてくれない。
私の中にいる研磨が一回り大きくなったのを感じるも、本人の許可なく動く事も出来ず正直この状況が苦しかった。
「やぁんっ、何で、研磨?」
「……………」
黙って私の首筋にキスをし、空いた手で私の陰核を刺激していくと、突然手の動きが止まり研磨が私を強く抱き締める。