第3章 スイッチガール〔渡邊オサム〕
「いわゆるスイッチガール、やんな」
「それ、褒めてる?」
「もちろん褒めてるで。別の女と付き合っとるみたいで興奮するわ」
「え?」
「冗談やって、ジョーダン! 今のは愛を込めてアホって言うとこやで」
「できるか!」
携帯のデータフォルダ、一番下のアルバムは、もういらないかもしれないとも考えたけれど。
これからは二人の写真を集めていこうと思って、削除するのはやめておいた。
fin
◎あとがき
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
更新までにかなり日があいてしまいました。
書きたいことはたくさんあるのになかなか筆が乗らず、苦労しながら執筆しております。
オサムちゃん、いかがでしたでしょうか。
大変身しちゃうスイッチガールとなら、先生と生徒という関係でも堂々と外を歩けるんじゃないかと思いついて書きました。
ちなみに白石くんが写メを送ってくれるくだりと、最後の「別の女と〜」の台詞は、どうしても書きたかったパーツです。
え、書きたかったのはメインのストーリーじゃないの? っていうツッコミはあんまりしないでください(おい)
少しでも楽しんでいただけたのなら、とても嬉しいです!