第9章 家光様の帰城ー三日目・夏津ー
ハッとして、脚を閉じようとしても遅かった。
「どのみち、次はここですから。」
新しい糠袋で下から上へ撫でられると、蕾に擦れて身体がびくっと反応する。
夏津がすっと手を離すと透明の糸がひいた。
「上様は淫乱でいらっしゃる。」
夏津は妖しく笑うと、糠袋をこすりつけるように往復させて、さらなる刺激を加え始める。
「んんっ やっ、 そんな風に しないでっ……!」
「どんどんぬるぬるしてきましたよ。
これではキリがありませんね。」
そう言うと、夏津はそこへ唇を寄せてきた。
「ちょっと……!そんなとこっ 汚いし…やめっ やだぁあ んんっ」
うずいている蕾を舌先でつつかれると、刺激が強すぎて反射的に腰が動いてしまう。
夏津は執拗にそこを攻め、脚の間からだらだらと愛液が溢れているのが自分でもわかる。
「はぁっ…… だ め…こんなの やだっ 」
自分の意志とは真逆の反応をしてしまう身体が悔しくて、目に涙が滲む。
「おまえはやっぱり泣き顔がよく似合う。」
再び指で蜜壺を塞がれ、甘く痺れるような感覚に支配されていく。
「な、なんでっ こんなこと……!」
「もう一回イけたら教えてやるよ。」
「やだっ 夏津っ お願い…… もう、 私っ 」
散々弄ばれた身体はもう限界で、夏津の手をびしょびしょに濡らしながら達してしまった。