第1章 アラン←→アーサー
触れるだけのキスから深いキスに変わる。
「プリンセス、どこが気持ちいいか教えてね。」
アーサーはそう言うと、耳に舌を這わせた。
「んっ それ、やっ」
姿はアランだけれど、舌の使い方や触り方がアランじゃない。
少し新鮮な感じに興奮してしまう。
アーサーは耳から首すじをペロペロ舐めながら、手で胸を包んだ。
「あっん はぁっ
……っ アーサー、 脱ごっか。」
ミルクはアーサーのシャツに手をかけボタンをはずしていく。
アーサーもミルクのドレスのファスナーを下ろした。
「もっとキスして……?」
裸になった2人はベッドになだれ込む。
(ミルクが自分にヤられてるとこ見るのもなんか、ちょっと興奮するな)
アランは2人を見ながら思う。
(それにしてもあいつ、俺にはあんな風におねだりしないくせに……)
嫉妬するアランをよそに、ベッドの上で2人は乱れていく。