第6章 TIME SLIP 〜アラン後編〜
3人の息遣いで部屋が満たされていく。
(さっきの余韻も残ったままだったし、もうイっちゃいそうっ)
ミルクがそう思っていると、アランの手が後ろからまわされ胸を掴む。
増やされた刺激に、中心の熱が一気に高まった。
「んーーっ んんっ 」
前にいるアランも、ミルクの後頭部に手を添え、動きを早めていく。
「くっ はぁっ……」
そして、ミルクの中がキュと締まり、痙攣し始めた。
「んーーーっ 」
締められるその感覚に耐えようとしたが、快感には抗えずアランも達し、ミルクの口は上も下も2人の欲望を受け止めた。
…………………
ミルクを真ん中にして、3人でベッドに並ぶ。
「おまえの女、最高だな。」
「だろ。いつか出会ったら、つかまえて絶対離すんじゃねえぞ。」
「そうする。」
(なにこれ、幸せ。)
2人のアランに挟まれて、自分を抜きに甘い言葉が交わされる。
「ふふっ」
「なに笑ってんの。
俺は、高校生のおまえにも会ってみたいけどな。」
「やだ、変態!」
「なんでそうなるんだよ!
会ってみたいって言っただけだろ。
あ、おまえ今度制服着てみてよ。
脱マンネリ第2弾ってことで。」
「やっぱり変態じゃん!」
「おまえだって俺の制服に興奮してたくせに……。」
ふと気づくと、もう1人のアランからは寝息が聞こえる。
「こいつ、やるだけやってさっさと寝るなんてまだまだガキだな。」
「アラン。」
「なに。」
「だーいすき!出会う前のアランも、出会ってからも今も全部愛してる!」
「バーカ。」
アランは笑うと、ミルクに優しくキスをした。
(おまけ→)