第6章 TIME SLIP 〜アラン後編〜
「その前に、それ。」
アランが新しいティッシュをもう1人のアランに投げた。
アランが服を脱ぐ間に、過去のアランは自分の放ったものをミルクの肌から拭い取る。
くすぐったいのか、ミルクがビクッと身体を反応させた。
見上げると、頬を上気させたミルクと目が合う。
立て続けに乱されたミルクは、よく見れば頬だけでなく身体もほんのりピンクに染まり、呼吸と共に上下する胸の頂きもまだ尖ったままだ。
(やばい……。)
「うそ……。」
「しょうがねーなぁ。」
服を脱いだアランはそう言うと、過去アランをミルクの背中側へ追いやった。
そしてミルクの上にのしかかり、耳元で告げる。
「おまえ、さっきイキそこねただろ。
俺が最後まで気持ちよくしてやるよ。」
ミルクが何か言おうとする前に、アランはミルクの身体をひっくり返し、うつ伏せにした。
「ちょっと?!」
アランはミルクの腰を掴み持ち上げると、一気に挿入する。
「ぁあっ んん ……んっ 」
ミルクがまた、甘く喘ぎ出した。