第6章 TIME SLIP 〜アラン後編〜
腰で軽く結ばれたリボンをほどくと、またミルクの素肌が晒される。
つかの間、2人の視線が絡み合い、どちらからともなく唇が重ねられた。
最初は遠慮がちだったアランも、徐々に大胆にミルクを貪り始める。
「やっ、アラン…… 激しっ」
唇を離れ、耳や首から鎖骨そして胸を噛み付くようにキスされて、ミルクは身悶えた。
「おまえ、俺とこんなことしてて いいのかよ。」
アランのキスは徐々に下へ降りていき、おへそまでたどり着く。
「んんっ アランと知り合ってまだ数年でっ アランの全部を愛してるけどっ…… 」
「けど?」
「私と出会う前のアランを私は知らない からっ やっぁあんっ」
「ほら、続けて?」
唇は中心まで到達したが、それでもアランは続きを促す。
「過去のアランに出会えたのならっ んっ ……過去のアランも 愛したいし、愛されたいの……っ」
「なら、存分に愛してやるよ。」
アランは舌先で蕾を弾き、濡れそぼったそこに指を挿れるとかき混ぜ始めた。
ミルクの腰が跳ねて、感じているのがわかる。
「ここか?」