第6章 TIME SLIP 〜アラン後編〜
部屋に残された2人。
「あの……、それ、綺麗にする?
タオル持ってくるね。」
ミルクはナイトガウンを羽織って立ち上がると、ティッシュと濡れタオルをもってきた。
「手、出して?」
「いいよ、自分でやるから。」
「いいから、はい。」
アランは諦めて手をミルクに差し出した。
うつむいて手を拭うミルクの、ゆるく巻き付けられたガウンのあわせから胸元がチラチラのぞく。
アランの中心に再び熱が集まり始めた。
「あ……」
ミルクがそれに気付き、手を止める。
「ここも、綺麗にしてあげる、ね。」
「おい……っ、」
ミルクは、大きくなり始めたそこにチュ…と口づけた。
「もう元気になっちゃうんだね。」
「おまえがそんなカッコしてる からっ」
ミルクは裏筋を舌で舐め上げた。
ミルクからしてみれば、アランの好きなところはよくわかっているわけで、いきなりそこを攻められるアランはたまらない。
後ろについた手がシーツを握りしめた。
ミルクの唇が自身を吸い、表面を舌がなぞるのを快感にたえながらしばらく見下ろしていたアランだったが、ミルクの肩を押して身体を離すと、
「おまえ、ズルいぞ。
俺にもおまえのいいところ、教えろよ。」
そう言ってミルクを押し倒した。