第1章 アラン←→アーサー
護衛に行くのに俺ついていけないし、よく考えたら王宮内はアーサーわかんないだろうし……どうすっかな。
と、思っていると着替えが終わったらしいミルクが戻ってきた。
「アーサー、場所わからないでしょ?
一緒に行こう。」
よかった。
『バレないようにできるだけしゃべるんじゃないぞ』
「うん、わかったアラン。
行ってくるね!」
「アラン、公務がひと段落したらロベールさんに相談しにいこうと思うんだ。
迎えに来るから待っててね。」
扉がしまる。
しまった、飯のこと頼むの忘れた……。