第1章 アラン←→アーサー
ど、どういうことなの?!
「寝てる間に、僕たち入れ替わっちゃったのかなぁ。」
「クーン。」
信じられないけど、どうやらそうらしい。
っていうか、アラン(アーサーだけど)の喋り方がいつもとちがって可愛いー!!
そして困った声を出して鳴いてるアランも可愛い!
「どうしよう、プリンセス?」
「うーん……とりあえず私は部屋に戻って着替えなくちゃ。
アーサー…じゃなくてアランは連れて行った方がいいかな。」
「僕ひとりにされるのは不安だよ。
着替えとかいつも見てるからだいたいわかるけど、おかしい所がないかとかアランにチェックして欲しい。」
「ワンワン!」
「アランもそうしたほうがいいって言ってる。」
「アーサーはアランが何言ってるかわかるの?」
「うん。プリンセスはいつも通りにしてろってさ。」
「わかった。じゃあ、一回部屋に戻るね。
また朝食で!」
そう言って、アランの部屋を出た。